
カンボジアのピラミッド、って聞いたことありますか???
ピラミッドって、そうです。あのエジプトのピラミッドのこと言ってます。そのカンボジアバージョンのこと言ってます。
私は、聞いたことありませんでした!!カンボジアへ訪れた際に起きた、偶然のできごとによって運命の出会いを果たしました。
カンボジアのピラミッド、その名もKoh Ker、コーケー遺跡!
エジプトのピラミッドの現物は見たことないけれど、もしかしたらエジプトのピラミッドよりも素敵なのかも!と思っているくらいに素敵な遺跡だったので、ぜひご紹介させてください!!
1.コーケー遺跡との出会い
コーケー遺跡との出会いは偶然でした。カンボジア入国から早4日。
その晩、私と友人はご飯を食べる場所を探し求め、シェムリアップにあるナイトマーケットをフラフラしていました。そこである看板が目に飛び込んできたのです。

「なんじゃ、こりゃー!かっこいい!!」ってなった私。すぐさま専属のトゥクトゥクドライバー(それ以前色々なところに連れていってもらっていて仲良くなっただけ)のスナに「明日、ここへ行きたい」と伝えました。場所も何も調べず、写真だけを持って。
すると、

と拒絶も拒絶の反応が。ベンメリアにも、トンレサップ湖にも、2時間以上かけてトゥクトゥクで連れて行ってくれたのに……こんなに仲良くなったのに……涙の訴えも虚しく……
コーケー遺跡はトゥクトゥクでは行けないようなとても遠い場所にあったのです。
聞いたところ、なんと車で片道3時間ほどかかるとのことでした。
諦めようかと思っていたら、

粋な案を!まあ考えてみたら当たり前なんですけどね。コーケー遺跡をこの目で見たくて仕方なくなっていた私は早速、来た道を戻ることに!
2.旅行会社にて
建物に入るや否や、私はその看板を指差して言いました。


友人と二人で行くと考えても、一人65ドル。全然プランにない出費。どうしよう、ってなった私たち。







こんなやりとりを経て1人40ドル、2人合わせて80ドルでコーケー遺跡1日ツアーにいけることに!その場で書類に記入し、支払いを済ませ、翌日分を予約することができました。その晩のご飯が美味しかったことったら。
後に色々調べたところ、旅行会社でこの値段は破格だったようで。東南アジアでは値切るくせというか、その過程が楽しくなっちゃうけど…申し訳無くなってしまいました。ドライバーさんにはチップを渡させていただきます……
3.いざコーケー遺跡へ
翌朝、ドライバーさんが立派なセダンを、私たちが宿泊していた宿の前に横付けして待ってくれていました。早速車に乗り込み、いざ出発!
シェムリアップを抜け、赤土が固められた田舎道へ。
ひたすら走り続けます。途中で昼食を取るためレストランに寄ったりしました。

2時間ほど走ったところでコーケー遺跡群の入場料、10ドルをお支払い。
コーケーのピラミッドに着く前にも、ドライバーさんは周辺にあるたくさんの遺跡に寄ってくれました。

夢かな?
シェムリアップの遺跡を見過ぎて、正直飽き始めていた私。そんな私にとって、コーケー遺跡群はとても新鮮に映りました。アンコールワットなど有名な遺跡たちと比べると、コーケー遺跡は比較的最近世間に知られるようになったそうです。
おかげで自然の破壊力が凄まじかったです。

そしてついに、この日のメインである、カンボジアのピラミッドへ!
これだ!
1。。。2。。。。。3。。。。。。。。

どーん!
迫力!
驚きのでかさ!!
すごすぎる!
圧倒される!!
周囲に何もないこの場所にドーンとそびえ立つ石の城・コーケー遺跡!!!Koh Ker temple!!
その大きさと言ったら、、、

右下に小さく人がいるのがわかりますか?この大きさです!
アンコールワットやアンコールトムもだけど、これが全て人間の手によって石のみで作られていることが凄すぎる!しかも昔も昔に!言葉がでません。
長い長い階段を上り頂へ。
眺め……

眺め!!!
そのとき私は世界の頂上にいました。気持ち良すぎる!
看板で見た緑に覆われた写真とはまた違って、枯れ木たちに味がありました。世界を支配しているかのような感覚に陥るような絶景でした。

風が気持ちよかった!!!!
いや、素晴らしかった。
アンコールワットとは違う、コーケーだけが持つ圧倒的美しさ。
ぜひ見てみて欲しい景色です。
4.おまけ:コーケーで出会った男の子
コーケーのピラミッドから車へ戻る途中、小さな広場がありました。そこで私はお手洗いへ。
用を足して、個室のドアを開けると男の子が一人、水道の前に。なんだろうと思いながらも、ハロー!と挨拶し、手を洗おうとすると、彼は無言で蛇口を捻って水を出してくれました。そして小さな手で握りしめた洗剤のボトルから、私の手に洗剤をつけてくれました。
「サンキュー」私がお礼を言うと、彼ははにかみながら、「そのタイガーのTシャツかっこいいね」と一言、私が着ていたTシャツを褒めてくれました。
カンボジアの観光地で出会う子どもたち。ポストカードを握りしめ「マニーマニー」「ワンダラーワンダラー(1ドル)」とついてくる子どもたちへの答えはわからないまま。一緒に鬼ごっこをしたりしていました。
「ありがとう、名前は?」
私はその男の子と少しの時間、会話を楽しみました。彼は拙い英語を必死に操り、私と話してくれました。小学校で勉強をするのが楽しい!と言っていました。
しばらく話したあとまた会おうね、と握手をして別れました。
後日友人にこの話をしたら、それはお金を稼ぐためにやっているんだよ、と言われました。でも彼は、私に一度も「マニー」と言わなかったから。私のTシャツを褒めてくれたから。
私が好きな「ローカルの人との時間」を彼もくれたから。あの時間だけだったのかも知れないけれど、彼と私は友達でした。
私は、彼に会うためにまたいつかカンボジアを訪れたいと思っています。彼がどんな人生を送っているのか、今もよく想像するから。
彼との写真を握りしめてコーケーへ行き、良い教育を受けて立派な青年になった彼とまたお話をするのが私の夢です。

カンボジアの旅中、たくさんの忘れられない出会いがありました。今回は詳細は書かなかったけれど、コーケーまで連れてきてくれたドライバーさんとの出会いもそのうちの一つでした。私がカンボジアに来た一つの目的をある意味で叶えてくれて、またある意味で諦めさせたのは、ドライバーの彼でした。
彼らとの出会いもいつか記事にできたらな、と思います。
5.最後に
コーケー遺跡、本当に素晴らしいところでした!
カンボジアの田舎にはシェムリアップや、プノンペンといった大都会とは全く違った雰囲気があります。コーケーもその内の一つです。辿り着くまでとても長い道のりですが、行って損はないことを断言します!

コーケー遺跡のてっぺんに立ったときのあの景色、世界中を見渡しているような、素晴らしい気分を味わうことができます。
カンボジアに行く際には是非コーケー遺跡も一つ、候補に入れてみてください!