【人生観変わる?】一人旅が一人では終わらない理由!


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Hikari
こんにちは!hikariです 🙂

人は何を求めて一人で旅をするのか。

単純に一人が楽だから、なのか。自分探しの旅なのか。まだ見ぬ絶景を見るためなのか。はたまた、自分の価値観がもっと素敵なものに変わると信じているからなのか。

先日驚くことがあった。

その人は口を開くや否や言った。
「一人旅なんてありえんけん。何が悲しくて一人で絶景みなあかんと?そもそも一人旅なんてする奴って友達おらんだけやろ」

私が圧倒的に一人旅の文化が根付いている環境にいたからなのかもしれない。しかし、開いた口が塞がらないとはこのことだ。

同時に、「一人旅」に対してネガティブな感情を持っている人が一定数いる、ということを学んだ。なるほど、面白い。では人はなぜ一人旅に出るのか。

結論から言うと、私は「孤独になるには旅に出るのがいちばんさ」と言い放ったスナフキンさんのような格好の良いザ・生まれながらの旅人とは程遠い。むしろ、孤独にならないために旅に出る!というタイプの人間、といったところであろう。

この言い方もしっくりくるわけではないが、私はとにかくたくさんの人に出会い、様々な人の感性や価値観に触れたいだけなのだ。これも結局こじつけにはなってしまうが。

だから私の一人旅は「一人旅」として終わったことがない。

今日は私の「一人旅で出会った素敵な人々を旅先で撮った絶景写真とともに振り返るの会」に付き合ってほしい。

他人のためにそんなことできる人がいたんですね。

その日、私は長崎県佐世保市にいた。美しいと聞いていた九十九島のサンセットを見るためだ。バスを乗り継ぎ展望台に着くと、既に数人のカメラマンたちが陣取っていた。その望遠鏡で宇宙でも覗くおつもりですか?ばりの大きなカメラを何台も設置して陽が沈むのを今か今かと心待ちにしている。

「おお〜、姉ちゃんここの夕焼けは綺麗だぞ〜」

カメラ小僧と呼ぶには少し歳を重ね過ぎているようだったが、心は少年・少女だ!と言いたげなそのカメラマンたちは気さくに話しかけてくれ、しばらく世間話をしていた。私は一人で旅行にきたこと、今晩中には長崎に移動しなければいけないことを伝えた。

しかしそこで、衝撃の事実が!太陽が沈むのを見たら、帰れない!

私は泣く泣く、告げた。

「ごめんなさい、バスの時間があるからもう行かなきゃ。ありがとう!」

ところが、そのうちの一人が言った。

「せっかくここまで来たのにサンセット見ずに帰るんか!長崎まで乗せてってあげるから見て行きなさい!」

佐世保から長崎まで車で1時間以上かかる。ありえない。丁重にお断りさせて頂いた。しかしむしろ夕陽が海に沈むのを見ないことが罪かのような雰囲気に。私は言葉に甘えた。

 

太陽が海に沈むとき、海面に一筋の道を照らす。太陽が海に沈みきるとき、空一面を海面いっぱいを真っ赤に染める。その瞬間、世界は穏やかさに包まれて、ずっとそこに留まりたいと願う。そして、徐々に暗闇になる世界は静けさを支配する。

「さあ、いくよ!」車で長崎まで送ってくれるといったのは、肝っ玉母さんだ。頼り甲斐のある大きな体よりも立派なカメラを担いでいた。

私たちはすぐに車に飛び乗り、いざ長崎市へと向かった。

車内では母ちゃんの独演会だった。大阪のおばちゃんですか、と何度か突っ込みそうになるほどに豪快なおばちゃんで、楽しいドライブはあっという間だった。

長崎市についたとき、母ちゃんは突然トーンを変えた。

「あんた、稲佐山の夜景見たことあるんかいな!ここまで来ておいて、見ないとか言うんじゃないだろうね」

そう言い放つと私に有無を言わせず、急ブレーキ、急カーブ。

いよいよ殺されるかも、という思いが頭を過ぎる。だってどこの馬の骨ともわからない私のためにこんな時間を裂くんですか?

人殺しか、そうでなければ、ただのめちゃくちゃ優しくて明るくて人に愛されるのによっぽど寂しいウサギが化けて出た人間だ。しかしそう思った私はすぐに自分を恥じた。車はまっすぐ稲佐山山頂に着いた。

母ちゃんは、とことん夜景散策に付き合ってくれた。そして私が満足すると、何も言わずに私を宿の前でおろし、もと来た道を小さく消えていった。

「ちょっと待ってください!お名前だけでも!」
漫画で見たような一目惚れにありがちシチュエーションががこんなところで、母ちゃん相手に展開されるとは思ってもみなかった。

(お名前も連絡先もしっかり聞きました!)

運命の出会いってこのことだったんでしょうか

その日私は広島県にいた。尾道市をまるっと1日散策し、疲れ切って宿を目指した。予約していた宿に着き

「チェックインです」と口を開くと同時に「チェックインです」と聞こえた。
誰かが私と全く同じタイミングでチェックインをしている!

その人はいかにも、趣味は一人でお散歩です、と言いたげな出立で、いたずらに遊ばせた髪を制圧しきれてはいなかった。

同室にアサインされた私たちはどちらからともなく声をかけた。会話開始早々、初対面間に発生する気まずい間を埋めるために必死に会話を繰り出そうとするあの技を使う必要性などないことがわかった。

会話の中で私は彼女に「二日後に直島にいく」ことを伝えた。彼女が言う。
「私直島に住んでるよ」
なんと!私の旅路に彼女の帰る場所があったのだ。しかもあの島に住んでいるとは何事?

こうなったらもう止まらない。私たちは昔からの友人だったかのように、夜ご飯からその後のお茶までを共にした。

そうして別れを告げた二日後、私たちは直島で再会した。

彼女は直島を隅から隅まで案内してくれた。一人で訪れるはずだった地を、旅立つ前には知らなかった誰かと歩く。この感覚がとてつもなく大好きだ。

私はまた彼女に会う。めちゃくちゃしっくりきた、驚くほどにしっくりきた。
人との出会いは2回目が大事という。

2回も会ってしまえば、もう楽になる。運命の出会いが必然の出会いに変わる。
次はどこで会うのだろう。今から楽しみだ。

君と見た夕焼けは人生史上、一番美しかった

その日、私はカンボジアのシェムリアップにいた。ほぼ毎日を一緒に過ごしたトゥクトゥクドライバーがいた。

シェムリアップの全観光地には彼が連れて行ってくれたから、私たちはめちゃくちゃたくさん話した。私は彼のことが大好きになった。

ある日彼は言った。
「連れて行きたいところがあるから、あとで宿に迎えにくるよ」

そうして数時間後、トゥクトゥクを外したトゥクトゥクで迎えにきた。こうなったらただの原付だった。

「どこいくの」
と聞く私には答えず、ただヘルメットを手渡しながら、ニヤニヤするだけのトゥクトゥクを持っていないトゥクトゥクドライバー。

30分ほど走っただろうか。突然ナイト遊園地が現れた。

「ここは現地の人たちがよくデートで使う場所だよ」彼は言った。

なるほど、見回してみても外国人は私だけだった。観光客で溢れる都心部とは全く雰囲気が違う。私たちは川沿いに引かれたゴザの上に座り、彼がたくさん露店で買い込んだ焼き鳥やらを頬張った。

めちゃくちゃ楽しい夜だった。

そしてシェムリアップ最終日、彼は言った。
「連れていきたい場所がある」

そしてまたトゥクトゥクを外したらただの原付だよ、で迎えに来てくれた。向かった先は一つの遺跡。
「ここから見る夕焼けは最高にロマンチックなんだ」

「明日、お別れだね」という言葉を飲み込み、私たちは黙ってただ沈んでゆく太陽を見つめた。

真っ赤に染まった太陽は文句の付けようがないほどに真ん丸で、その完璧な円を私は少し恨んだ。でもそいつは徐々に滲んでぼやけて楕円になった。

それを世界で一番美しいサンセットだと思った。

あなたにとっての幸せってなんですか

その日、私はタイのカオサンロードにいた。

フラフラ歩いていると、ミサンガ売りのお姉さんが声をかけてきた。ド派手な帽子を被り、眩しくて直視できないようなバッグを抱え、何やら鳴り物を鳴らしまくっていた。

お姉さんが見せびらかしてくるそれらが思った以上に格好良くて、私は作ってもらうことにした。

お姉さんは私の好きな色を選ばせてくれて、書いて欲しい文字を聞いた。15分でできるから、また戻ってきて、と言ってくれたが私は仕事を見たいと思いそこに留まった。

彼女は、目にも留まらぬ速さで、数十本にも連なる糸を一つの作品にしていった。

彼女の作業中も私たちはひたすら喋っていた。その間も彼女の手は全く止まらなかった。完璧な仕事術だ。必殺仕事人とかに出たらいい。それが何か全く知らないけど。

それに対して、彼女が請求した金額は驚くほど安かった。こんなに素晴らしい仕事をしているのに、こんだけしかもらわないの?

印象に残ったのは、彼女がずっと笑顔でめちゃくちゃ楽しそうだったことだ。
ミサンガを編み出すその手が「私の人生最高なのよ、悔しかったら、あんたも心から楽しいと思えることして自由に毎日生きなさいよ」と言っていた。

彼女は幸せそうだった。

編み上げて満面の笑みで微笑む彼女に、私は糸の切れ端に5円玉を括ってプレゼントした。あのときのハグは、燃え盛る太陽にも負けないほどの熱いものだった自信がある。

私はこのミサンガを一生持っていると決めた。旅中はこんな小さな宝物がたくさん増える。

だから一人旅はやめられない!

一人旅が大好きだ。私の一人旅は、絶対に一人にならないから。

ここで挙げたのは数えきれない出会いのうちのほんの一例だ。まだまだまだまだある。

私も、あれみたい、ここ行きたい、一人で自由に動きたい、の感情を背負って一人旅に出ないわけではない。でも自分の拠点に帰って一息つくとき、結局いつも思い出すのは旅中に出会った人たちのことだ。

その旅が今後の自分の人生にどれほどの影響を与えるかは、その旅を終えたときの愛おしさに比例すると思う。

もちろん仲間たちと繰り出す旅だって、ものすごい価値がある。でもそれに匹敵するほど一人旅は素晴らしいものだと思う。

だから、一人旅に行きたいけど行きたくないという矛盾の間にいる人は、騙されたと思ってぜひ一人旅に出てみてほしいと思う。

Hikari
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