旅に行った時にはいつも夫と一緒にぶらぶら町歩きをすることが多いのですが、今回タイのハジャイに行った際に、町歩きしながら行き当たりばったりにレーザー商品をオーダーメードしてみた時のお話です。
その時に起こったハプニングとは?気になる商品の出来上がりは?
雑貨商品が多く売られているモールがあるらしいという情報をゲット!
実はタイは知る人ぞ知る、レザー商品が有名!日本ほど高くなく、結構いい品物を購入することができるということでレザー好きの人が注目している国です。ハジャイのLee Garden hotelという建物の一角に、雑貨商品のお店があるらしいぞということが分かり「レザー商品もあるかな」と、ちょっとのぞいてみることにしました。
Lee Garden hotelへ!
そして早速、Lee Garden hotelへ。そこはショッピングモールになっていて、衣料品店や飲食店が軒を構えていました。
モールの上の階へ行ってみると、上の階は小さなお店が軒を連ねていて、屋根のあるマーケットといった感じの場所になっていました。
面白そうなお店を発見!
「なんだか面白いものがありそう!」とウロウロしてみると、なんだか味わい深いレザー商品が置かれたお店が隅の方に…。そして隅の方で、レザー商品を作っている男性が!彼の名前はハックさん。
ハックさんは私が興味深そうに店を覗いているのを見つけると、フレンドリーに話しかけてきました。
「この棚」と言われた棚を見てみると、たくさんの財布やコインケースが並んでいました。よく見ると1つ1つ微妙に形や色が違い、ハンドメードであることを伺うことができました。
商品を見ているうちに、男性が作っている小物が気になります。よく見てみるとスマートフォンのケースを作っているではありませんか!これこそ私がずっと欲しいと思っていたもの。
と聞くと、手持ちの革を取り出してくれました。その中から気に入った革を選び、 オーダーすることが可能なようです。まさに行き当たりばったりです。私はキャメルの革を選ぶことに。そうするとハックさんが…。
そんなこんなでモール内の下の階にある携帯アクセサリーショップへ急ぎ、透明のシンプルな携帯カバーを購入することに。購入費は100バーツほどでした。そしてハックさんのお店に戻ると彼は早速私の携帯ケースのための革を採寸してくれていました(今まで作っていた携帯ケースをほっぽり出して…)。
携帯ケースをオーダーしたお客さんに申し訳ないなと思いながらも、買ってきたケースを渡し、夫と私は1時間ほどカフェに行ってコーヒータイムを楽しんでいました。
「本当に1時間で出来上がるのか?」と半分疑いながらお店に行っていると、やはり…品物は仕上がっていませんでした。そしてハックさんが猛スピードで革を裁縫してくれています。
「やっぱり…」と思いましたが、攻めても仕方ありません。彼が作業するのを眺めていることに…。そうやっているうちに、ついに出来上がりました!
フルオーダーメードの革のレザーケースです。急いで作ってくれたせいもあり、手作り感がかなり出ているのですが、私としてはこの手作り感が逆に気に入っています。
開けるとこんな感じです。ポケットをつけてと注文したら、違う色を使ってポケッ トをつけてくれていました。名刺などを入れることができ、重宝しています。
これがなんと500バーツだというのですから、日本では考えられないリーズナブルな値段です。
キーケースも注文してみた!
携帯ケースが気に入り、ハックさんもフレンドリーで良い人だったので、ついでにキーケースも注文できないか聞いてみました。
今度は、作って欲しいデザインの写真を見せて、
こんな簡単な会話で交渉成立です。革の色にこだわりたかったので、一応念を押し、 明日までのできあがりを楽しみにします。
次の日に行ってみると…
次の日になり早速行ってみることに。昨日のこともあり,約束の時間に仕上がってないと思ったので、遅めの時間に行ってみました。
キーケースは案の定仕上がっていませんでした!「まあ、そのくらいは、予想通り」 と気にもせず、彼が作っているのを眺めながら気長に待つことに…そうするとなんだか嫌な予感がしてきました。
キーケースの身に起きていたこととは?
ハックさんが一生懸命に作ってくれている商品をよく見ると…色が濃い…。どうみてもキャメルじゃない….焦げ茶のような…。
「もしかしたらこれは私が注文したものじゃなく違うお客さんの商品なのかもしれない」と言い聞かせ、念のために確認を…
そうすると笑顔で答えが!
色が違うことを全く気づいてない様子。今から作り直してと言っても時間がない! 仕方ないのでこれを作り上げてもらうしかない。ということで諦めて作り続けてもらうことに。そしてそして出来上がった時の、満足そうなハックさんの顔!
確かに彼が一生懸命作ってくれた商品で、素敵に仕上がっていました。これはこれで良いかもしれない!ということになり、300バーツを渡して笑顔で別れました。
オーダーメードはオススメ?
行き当たりばったりでオーダーメードをすると、いろいろなハプニングも起こるとい うことも再確認しました。でも、普段なら時間をかけてオーダーメードするところを、本当に気軽に、しかもリーズナブルにオーダーメードすることができるのが魅力です。挑戦してみるのも面白いと思います「ハプニングも思い出の1つ」と思うことができるならですが…。