みなさん!!日本には「第二の軍艦島」と呼ばれる島が存在することをご存知ですか?!
いま、日本のみならず世界で話題沸騰中の世界遺産「軍艦島」。
その軍艦島に負けないほどにかっこいい島が同じ長崎県にあるんです!
その名も「池島」。
こちらの池島も軍艦島と同様、かつては炭鉱でさかえた巨大な街が小さな島に作られており、現在は廃墟マニアには垂涎ものの島となっております。
だがしかし、廃墟の島と呼ばれるこの島が、思いがけず人情味あふれるステキな島で、軍艦島に負けず劣らず味わい深い島だったので、今日はとことん紹介させてください!
1. どんな島?
池島と聞いて、ピン!とくる人!
もしいたらぜひお友達になってください。
どうぞよろしく。
とか言いつつ、実はテレビがよく来る島としてちょっぴり有名だったりします、よね。
以前、タモリさんのブラタモリで特集していました!
それから、番組名は忘れましたが、千鳥のお二人も訪れていましたね!
池島は、1日あればぐるっと一周してしまえる小さな島です。
この島はかつて炭鉱で栄えていました。
これが、第二の軍艦島と言われる所以ですね!
炭鉱の時代が終わり、軍艦島は閉山しました。
ここ池島も同じように炭鉱は閉山しましたが、まだ島に残っている住人さんがいらっしゃいます。
そしてその歴史を後世に伝えていく、廃島となりそうな島に活気を!と島おこしを頑張られている、軍艦島とはまた別の魅力を持った島民さんがいる素敵な島でもあるんです!
2. アクセスは?
池島は長崎県に属しています。
ここですね、佐世保市と長崎市のちょうど中間にある小さな島です!
船着場がこのように池のようなっていることから、「池島」と呼ばれるようになったそうです。
ここまでは長崎市側港からもアクセスできるのですが、市内から結構遠くバスの乗り継ぎやらなんやらが大変そうでした。
私は佐世保港から行きました!
朝早いけど、アクセスはとっても楽ちんでした!
池島の公式ページさんがまとめてくれています。
時刻表も載せてくれていました!
3. 島をぶらり散策してみます!
島に着きます。
着いたら、こんなざっくばらんなマップが出迎えてくれます。
わかりやすいです!ありがとうございます!
池島に来た理由はやっぱり「廃墟」を見たいからってとこで。
気合いを入れて歩きます。
こんなんとか!
こんなんが!そこら中に。
すげー、かっこいいー!!って、一人で楽しんでいたら、
「おーい!何してんね〜」
と声が!
ここに知り合いなんていたっけ、と思いながら振り返ると、そこには上下ジャージで、前歯のないおっちゃんが!
おお!知らない人!
めちゃくちゃ笑顔だったら前歯がないのも愛嬌になるんや!と学習。
「案内してやるわぁ!」
おっちゃん、数少ない池島在住者らしく、なんと案内役を買って出てくれました!
ありがたいっっ!
そこから、ひたすらおっちゃんの恋バナを聞き、恋の相談を受けながら、島をブラブラすることになりました。
私が立ち止まって写真をとるたびに、おっちゃんは
「こんなんの何がいいんねぇ〜」と言ってくる。
「ふんっ、あなたにはわかりませんよー」
という返事をどうにか飲み込み、へへへーと笑ってみたりしてました。
なかなか面白いおっちゃんに出会えました!
こんな建物から、余裕でいきなりばあちゃんが出てきたりするから一瞬驚きます。
ごめんね、ばあちゃん。でも怖かった……
本当に小さな島で、一周はあっという間でした。
おっちゃんとだったし。笑
島唯一の食堂でおっちゃんが、親子丼を食べるのに付き合ったことが、今でも心に残る思い出です。
おっちゃん、恋バナし過ぎたのか、最後はちょっとお疲れのようでした。
4. 炭鉱坑内ツアーに参加してみた!
そして午後からは、炭鉱ツアーに参加してみました。
正直、廃墟を見れたら満足と思っていましたが、軍艦島から始まり、炭鉱やかつて炭鉱の街で生活していた人たちのことを知っていくにつれ、めちゃくちゃ興味が出てしまったのです。
炭鉱弁当なるものも食べさせてもらいました。
なんでも、炭鉱で働いていた人々が食べていたお弁当を再現したらしいのです。
……おもろいじゃないか。
実際に坑道に入る前に、座学のようなインストラクションを軽く受けました。
鉱山では、死亡事故がめちゃくちゃ起こるのが悲しいことに常だったらしいのですが、池島は他の鉱山と比べると、圧倒的に少なかったらしいです。
このツアーでは、実際に当時この炭鉱を掘っていた人が、今はガイドとして案内してくれました。
坑内でもこうして細かく説明してくれます。
この方、ブラタモリでタモリさんと仲良くしていたよ!とちょっとした有名人に会った気分になりました。
5. まとめ 〜島おこし、全力で応援させていただきたい!〜
私は廃墟が好きです。三度の飯より廃墟です、かね?
そう、そう思っていたんです、池島にいくまでは。
でも廃墟を見にいったはずの池島でめちゃくちゃ温かい人にたくさん出会ってしまったから、この島をまた全盛期の頃のように元気な島にしたい、と頑張っている人々に出会ってしまったから。
もう私の心は廃墟どころではなくなっていました。
ツアーでもないのに一緒に歩いてくれるおっちゃんがいたり、お話しながら島中案内してくれたり、かつてのことを事細かに説明してくれたり、なんだかとっても心がほっこりする島でした。
島を出る頃には、廃墟を見た喜びよりも、島を出る寂しさが勝っていました、驚くことに。
みんな「またおいで!」って言ってくれた!
また行きたいな、って今度は廃墟ではなく、島おこしを頑張っている島の人たちに会いに行きたいな、って思っています。
なんとこの池島、宿泊プランも用意されているみたいなので、お時間に余裕がある方はぜひお泊まりもご検討ください!!